[Under the Sun] 平 一紘(たいら かずひろ)さんとのトークを公開しました
平 一紘(たいら かずひろ) / Kazuhiro Taira
出身地 / Birthplace: 沖縄県・沖縄市(Okinawa City, Okinawa, Japan)
生年月日 / Born: 1989年8月29日(August 29, 1989)
職業 / Occupation: 映画監督・脚本家・プロデューサー / Film Director, Screenwriter, Producer
所属 / Affiliation: PROJECT9 代表 / Representative Director of PROJECT9
プロフィール
沖縄市出身。大学在学中に映像制作チーム「PROJECT9」を立ち上げ、沖縄を舞台にした映画を制作。
地元の歴史・文化・人々の息づかいをリアルに描く作品づくりを続けている。
代表作は『アンボイナじゃ殺せない』(2013)、『釘打ちのバラッド』(2016)、
そして沖縄の街と音楽をテーマにした『ミラクルシティコザ』(2022)。
最新作は、沖縄戦を題材にした映画『木の上の軍隊』(2025)。
Profile
Born in Okinawa City, Okinawa, Japan. While in university, he founded the filmmaking team PROJECT9 and began creating films rooted in Okinawa’s culture and community.
His works vividly portray the island’s people, history, and spirit.
Major works include Amboyna Can’t Kill (2013), Ballad of the Nail Driver (2016),
and Miracle City Koza (2022), a time-slip rock-n-roll story set in Okinawa City.
His latest film, Army on a Tree (2025), depicts the Battle of Okinawa with a deep sense of realism.
2025年今年のHIFFハワイ国際映画祭は沖縄・ハワイ移民125周年で沖縄関連映画最新作を観ることが出来ました。
前回の桐谷健太さん主演、1970年代と現在の沖縄市コザを舞台に描いたタイムスリップコメディ「ミラクルシティコザ」に続き、今回は最新作「木の上の軍隊」ハワイ上映!沖縄・伊江島で実際に起こっていたストーリーダブル主演は堤真一さんと山田裕貴さん。
「木の上の軍隊」には、平一紘監督だからこそ生み出せる“空気感”がありました。
「ミラクルシティコザ」もしかり。戦争の時代を描きながらもどこか静かで、自然な呼吸を感じさせるというような。
それは、沖縄を外から見つめる視点ではなく、うちなーんちゅとしての血と記憶が滲むような、深くやわらかな空気。
たとえば、フラ。ハワイの人が踊るときだけ生まれる“ふわりとした風”のように。土地と人がひとつになって生まれる“本物の息づかい”を感じました。
沖縄に向き合うことが難しかった時代も経て、いま平監督は、偏りなく描けるフェアな視点を持つ表現者として、静かに、そして確かに沖縄と向き合っています。
そのまなざしは、観る人に安心と深い余韻を残すのかもしれません!(カリーン)


